1-1. マーケティングとは

「マーケティング」という言葉は頻繁に使われていますが、その定義については明確な共通理解がないのが現状です。
具体的には以下のように解釈の範囲に幅があり、憂慮すべきはそれらがバラバラで成り立つように取り扱われている点です。

狭義のマーケティング

・販促、プロモーション、イベントなどの顧客接点の構築手段
・市場調査やリサーチ、アンケート、インタビューなどの調査手法
・4P、ターゲティング、セグメンテーション、SWOT分析などの論理モデル構築手法
・ITを活用した、SNS/Webの活用、マーケティングオートメーション、ビッグデータ

広義のマーケティング

・マーケティングとは、顧客、依頼人、パートナー、社会全体にとって価値のある提供物を創造・伝達・配達・交換するための活動であり、一連の制度、そしてプロセスである。(出展:アメリカ・マーケティング協会(AMA;American Marketing Association)2007年の定義)
・「マーケティングとは、企業および他の組織がグローバルな視野に立ち、顧客との相互理解を得ながら、公正な競争を通じて行う市場創造のための総合的活動である。」(出展:日本マーケティング協会)

上記の全てマーケティングに包含されることに異論はないと考えますが、それが本当の意味を持つためには、全体を統合する「マーケティング戦略」が存在している必要があります。

具体的な例では、商品・サービスが売れないのでSNS広告をうってみたが、結果意味が無かったといった事があります。これはマーケティングではありません。

「誰にどういった訴求を行うことが最も効果的なのか?」という戦略仮説と、その実施効果検証を進める枠組みを設計した上で認知を拡げる必要があれば、手段の一つとしてSNS広告を買う行為に到ってはじめてマーケティングと言えます。が、これを真に理解して実行している企業は多くはありません。

ドラッカー氏は、「マーケティングの理想は、販売を不要にするものである。」と述べています。

Web時代に本格的に突入している現在、ユーザーは広告プロモーションに代表される企業の販売行為に飽き飽きしており嫌悪感すら抱いています。
ドラッカー氏が亡くなって10年以上がたちますが、彼の残した言葉はますます重要性を増しており、企業は販売を不要にするマーケティングとは何かについてより深く考え、その実現にむけて積極的に活動する必要があります。

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