代々木ゼミナール 20校閉鎖で立て直し

2014.08.25

カテゴリ:事業撤退、サービス終了

大手予備校「代々木ゼミナール」を運営する高宮学園が2015年度以降の事業計画を発表。この中で、現在の予備校舎27校を7校に集約し、20校は生徒募集を停止するとした。また、同予備校の代名詞でもあった全国模試の中止も発表、大幅な事業縮小ならびに方針転換を実施する。

近年の予備校を取り巻く環境は厳しく、入学希望者より募集枠が多い。1990年代前半に20万人近くいた浪人生が、現在では約8万人まで減少。
くわえて、学生の間では理系人気が高まっており、5年前に17万人だった理系学部の希望者は20万人に増加している中、代々ビゼミナールは私立文系を軸足にしており、こういった環境変化への対応の遅れが今回の事業縮小に繋がったとみて間違いないようだ。
更に、昨今ではインターネットを活用した配信型の講義も活発化してきており、旧来型の大型教室ありきの予備校スタイルではコスト競争の面でも不利になっているのではと推測される。

教育分野に限らず、少子高齢化やインターネット普及など2000年以降の急速なマクロ環境の変化を背景にそれまでの強みが弱みに変わる現象があちこちで発生している。代々木ゼミナールに限らず、どの企業も例外なく過去の成功に縛られず、時々刻々と変化する環境に正面から向き合い、変化を恐れず最善を追求する姿勢が問われている。

リリース:http://www.yozemi.ac.jp/oshirase/oshirase20140828.pdf

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