三菱地所 大手町で温泉を掘り当てる

2014.07.15

カテゴリ:新規事業

三菱地所は、東京・大手町で地下1500メートルから湧出を確認、それが温泉であることを確認した発表。2016年春に完成する再開発ビルに入るフィットネス施設や、旅館等に採掘した温泉を利用する予定。また、地震などの災害時には復旧作業員やボランティアが臨時に使えるよう開放する予定とのこと。

三菱地所 大手町温泉 再開発ビル

源泉名は「大手町温泉」とし、公益財団法人中央温泉研究所から認定も受領済み。泉温は36.5度で毎分240リットル、神経痛や筋肉痛、打撲などに効果があるという。
温泉掘削は三菱地所が大手町で進める再開発事業の一環。星野リゾートが運営する旅館「星のや 東京」が入る宿泊棟も建設している。2020年の東京五輪に向けて、増加が見込まれる外国人観光客に日本ならではの魅力を発信できる空間をめざしている。

日本人は温泉が好きだ。以前、国内外の観光客が毎年多数訪れている、古都京都に実は温泉宿が少なく、多くの観光客は京都では宿を泊らずに他でお金を使っているとの調査結果が発表された。こういった調査にも影響され、2004年になって京都の嵐山でより本格的な温泉の採掘がおこなわれ、見事に温泉を掘り当てることで温泉宿を拡充、観光客がこれまで以上に京都でお金を落としてくれるようになったと聞いている。

大手町も温泉をきっかけにこれまで以上に人が集まり、足を止め、お金を落としていく街になりそうだ。

プレスリリース:http://www.mec.co.jp/j/news/archives/mec140715_otemachi-onsen.pdf

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