新規事業事例
セコム インドで病院経営の新規事業 日本式医療ノウハウを輸出
2014.02.28
カテゴリ:新規事業
セコムは、グループ会社でメディカル事業の中核を担う、セコム医療システム株式会社を通じて、豊田通商株式会社、キルロスカ・グループ(インド)と共に3社で、2012年6月にタクシャシーラ・ホスピタル・オペレーティング(株)を設立。
同社を運営母体とするインド初の日本企業と現地企業が共同運営する総合病院「サクラ・ワールド・ホスピタル」を2014年3月1日、本格開院。
ここでは、脳・神経系、心臓系、消化器系の疾患を中心に、高度急性期医療に対応する高性能の医療機器と入院・手術設備を持つ、294床の総合病院となっている。
中間所得層以上をメインターゲットとしつつも、必ずしも充分な医療を受けることが難しい低所得者層向けに、現地企業から資金を集める信託基金「サクラ・ファンデーション」を開設。ここから医療費の一部を拠出する仕組みを構築し、地域貢献にも寄与する計画となっている。
病院は、セコム医療システムの日本国内における18の提携病院や提携クリニックに対する運営支援ノウハウを活用し、高品質で効率的な病院経営を実施。
最新の医療機器と高水準の医療体制を整え、スタッフへの教育にも力を入れ、セコムの提携病院の看護師やリハビリスタッフなどが現地で研修や業務改善を行うことで、従来のインドにある病院とは異なる、日本流の高度できめ細かな医療サービスを提供していく予定。
タクシャシーラ・ホスピタル・オペレーティング株式会社 概要
TAKSHASILA HOSPITALS OPERATING PRIVATE LIMITED
設立 :2012年4月12日
所在地 :インド カルナータカ州バンガロール
事業内容 :総合病院設立・運営
資本金 :17億ルピー(約28億円)
出資比率 :セコム 37.6%、豊田通商 24.1%、キルロスカ・グループ 38.2%
セコム社プレスリリース:http://www.secom.co.jp/corporate/release/2013/nr_20140228.html