新規事業事例
Google 当日配送のネット通販サービス 対象地域を拡大中
2015.01.22
カテゴリ:新規事業
Googleは、2013年春から当日配送のネット通販サービスを開始。既に大手スーパーやアパレルなど小売り40社以上と提携、当初はサンフランシスコとシリコンバレーのみで試験サービスとしてのスタートであったが、14年5月にニューヨークとロサンゼルス、14年10月にはシカゴ、ボストン、ワシントンに進出。利用者数は公表されてないが、即日配送を利用できる地域は人口700万人を超えたとのこと。
モール上には日本でも有名なコストコ、ホールフーズ、トイザラス、ロクシタンなど43社が出店。利用には年会費95ドルかかり、1回の注文総額が15ドル以上だと配送料が無料になる。2007年にアマゾンが始めた生鮮食品の宅配サービス「アマゾン・フレッシュ」より年会費や送料無料になる注文総額が割安に設定されている。
Googleが、Amazonが圧倒的な位置を占めているEC市場にも進出する試みではあるが、ある意味Amazonとニアリーイコールの内容で爆発的な普及には今一歩と思われる。Googleならではの検索機能やAndroid端末との連携による新たなECサービスの実現ができれば、Amazonといえども、うかうかしていられない存在になるのではと期待される。
サービスサイト:https://www.google.com/shopping/express/