新規事業事例
Amazon ワンプライスで中古車販売を開始
2014.06.04
カテゴリ:新規事業
Amazonが、中古車販売を開始。これまでの品揃えにはない新商品展開となる。
Amazon は、ネクステージと協力して、オンラインストアでの中古車販売を開始。掲載されている車の車体品質情報を統一表記、主要な消耗品・パーツは新品に交換して提供、さらに、車の本体価格とは別にいくつも発生する諸費用(登録諸費用・納車整備料・重量税・消費税・自賠責保険料まで)を含む購入に必要な費用を全て込みでワンプライスにすることで、他の中古車サイトにはない分かりやすい選択肢を提供している。
まずは、最近特に需要の高い軽自動車、コンパクトカーを中心に約 200 台を、55 万円以下の低価格で提供。
Amazonの他商品と同様にクレジットカードによる決済で購入可能となっている。
主な特徴は
・ 車体価格に加え、諸経費全てを含めた55万円以下のワンプライス
ー 33 万円、44 万円、55 万円の 3 つの価格で販売
・ エリア限定で送料をサービス
・ 主要消耗品(タイヤ、ブレーキパッド、バッテリー、エンジンオイル、ワイパーブレード、エアフィルター、 ファンベルト、オイルエレメント)は全て新品へ交換して提供
・ 納車後1週間は返品可能
・ 1 年間 メーカー基準同等の保証を提供(ボディ内外装のキズやへこみ、整備工場で症状が確認できない場合などについては故障修理の対象外)
となっている。
さすがはAmazon、これまでにはない大胆な車の販売手段を提供しようとしている。
ユーザ目線の分かりやすい価格設定で、書籍と同じく思わず購入ボタンを押してしまいそうなのが怖い。
ただ、他の中古車販売サイトと比較すると価格はシンプルなものの、中古車ならではの情報(車体画像、車の状況の詳細情報)がまだ不足しているように思われる。
車は初期費だけでなく駐車場や税金、ガソリン代など維持費かなりかかる商材だけに、ユーザも安易な購入はせず徹底的に比較・検討をした上での決断となるはずで、そういった厳し目にこれからどう向き合っていくか注目されるが、Amazonならやってのけそうだ。