「メルカリチャンネル」約2年でサービス終了

メルカリは2019年6月7日、フリマアプリ「メルカリ」のライブコマース機能「メルカリチャンネル」を7月8日午後3時ごろに終了すると発表した。「グループ全体で経営資源を再配置し、運営サービスのさらなる品質向上を目指すため」という。
理由は「経営資源の再配置」 ライブコマースに見切り
メルカリチャンネルは、企業、タレント、インフルエンサーや一部の一般ユーザーなどが、ライブ動画を配信しながら商品を紹介・販売できる機能。コメントやリアクションを通してリアルタイムに視聴者とコミュニケーションをとり、写真や文章だけでは伝わらない商品の魅力を伝えることができたが、約2年でサービス終了となった。
ライブコマース全盛期にスタートした動画配信サービス
メルカリチャンネルは、中国の成功事例をきっかけにはじまったライブコマースのひとつでもある。メルカリチャンネルのサービスがスタートしたのは2017年7月、ちょうどBASEやYahoo!ショッピングも同時期にライブ動画配信サービスの提供を開始している。当時はライブコマース全盛期だった。
2019年に入ってからは、楽天が「Rakuten LIVE」をスタートしている。
利用者も多く、好調に見えたメルカリチャンネル
今後もライブ動画の需要は見込まれると思われるが、なぜ今になって提供終了となったのか。
サービス終了に関しては、終了時刻にライブ配信が行われている場合は打ち切り、在庫が残っている場合でも商品データは削除される。終了までにメルカリチャンネルで商品を購入したユーザーは、終了後も出品者と取引を継続し、発送方法などを決めることが可能となる。
メルカリは「配信者が多くの視聴者の方々に応援されたり、一緒に喜んだり、いろいろなコミュニケーションが生まれるサービスでした。ときにはコメントが目で追えない勢いで大量に流れ、スタンプで画面が埋め尽くされることもありました」とコメント。
「そんなメルカリチャンネルを一緒に作り上げていただき、運営一同、心よりお礼申し上げます」としている。
海外事業などの投資が続き、連結決算では赤字
メルカリが発表した19年6月期第3四半期累計(18年7月~19年3月)の連結決算は、売上高が373億7800万円、営業損益が△59億8100万円、最終損益が△73億4100万円と赤字であった。
国内事業は堅調だったが、人材採用、米国事業、モバイル決済サービス「メルペイ」などに投資した結果、前期から赤字幅が拡大していた。
メルカリグループ全体で経営資源を集中させ再配置するためとされているが、新たなサービスに期待したい。