NTT都市開発が「5G」とアバター警備ロボット「ugo」の実証実験を実施【日本初】
NTT都市開発は、NTTドコモ東海支社、大成、Mira Roboticsと、アーバンネット名古屋ビルにおいて、入居するワーカーの安心安全を守るための警備ロボットの実証実験を行った。期間は2021年2月15日~19日。
警備ロボットはMira Robotics の次世代型アバターロボット「ugo(ユーゴ―)」)」を活用し、ロボットの遠隔操作には、ドコモの5Gを活用した。
NTTアーバン「街づくりDTC」への応用も踏まえた実証実験
活用する警備ロボット「ugo」はオペレーターによる遠隔操作に加え、決められたルートの自律走行も可能だ。総合ビルメンテナンスの大成とMiraで連携してロボットによる警備業務の実証実験を行ってきたが、そのロボットの遠隔操作に今回はドコモの5G通信技術を導入。「ugo」と5Gを組み合わせた全国で初めての実証実験となる。
次世代型アバターロボット「ugo」
「ugo」は2本のアームが特徴的で 総合ビルメンテナンスの大成の協力によりビル警備における人とロボットの分業モデルを実現するロボット警備ソリューション。巡回や立哨(警戒・監視、声掛け、設備確認、案内)などの施設警備における基本業務を中心に行う。警備員を警備ロボットに代替することで、コスト削減や、人の接触を減らして感染症などの感染リスクも低減する。
5Gの高速大容量を活用
今回の実証実験では5Gの高速大容量を活用し、高精細映像をオペレーターに伝送することで、精度の高い警備業務を実現。また、低遅延・高信頼な5G通信により複数のロボットをリアルタイムに制御可能としている。
今後、NTT都市開発では2021年2月2日にNTTアーバンソリューションズが報道発表している「街づくりDTC」の実証実験への応用も見据えて本実証実験に取り組む、としている。