技術経営・MOT事例
パソコンを両手でエア操作 「リープモーション」
2014.06.20
カテゴリ:技術経営・MOT
米ベンチャーLeap Motion社が開発したジェスチャー入力装置「リープモーションコントローラ」がAmazonで10,080円で発売されている(2014年6月現在)
ゲーム機の世界では、XboxのKinectなどが画面の前に立ったユーザのジェスチャーに応じてゲーム操作ができる製品として発売されているが、本製品はパソコンに接続してパソコン内のアプリケーションをジェスチャーで操作することが可能になっている。
こういった製品の普及が進めば、従来のキーボードやマウスといったパソコンとのI/Fがやがては本格的に浸食されるのかもしれない。そうなれば、あるべきデジタルサービスのUIの考え方も大きく変わるはずで、今後のデジタル社会のありように大きなインパクトを与える可能性も高い。よく未来社会の引用に用いられる、トムクルーズ主演のミッションインポッシブルのシーンにも主人公がディスプレイ上のファイルや画像をジェスチャー操作しているシーンが登場している。
個人的にはパソコンとのI/Fだけでなく家庭内に雑然と存在する家電端末のリモコンがこうしたジェスチャー端末に統合されて置き換わってもらえると嬉しい。テレビやエアコンのリモコンを探す手間がなくなる世界が待ち遠しい。
日本では、ソフトバンクグループのBBソフトサービスと提携、家電量販店やAmazonなどのショッピングサイト販売中。価格は約1万円と既に手の届きやすいレベルになっている。
Leap Motion HP:https://www.leapmotion.com/