日テレ CM付きで一部レギュラー番組を無料配信開始

2014.07.01

カテゴリ:新規事業

日本テレビとGyao(運営会社はYahoo!)は、共同でインターネットでの動画配信広告枠を商品化するともに、プライム帯で放送中のレギュラー番組について、広告付きでの無料配信を開始。7月から8月末までの期間限定(予定)。具体的には、両社が共同で運営する「日テレいつでもどこでもキャンペーン」において、「花咲舞が黙ってない」、「しゃべくり007」、「有吉反省会」などの日本テレビ番組の地上派放送後のネット配信番組に広告枠を設置、「見逃し配信・インストリームビデオ広告」として商品化、広告ビジネスを開始する取り組みとなっている。7月1日現在、トヨタ、日本マクドナルド、P&G、ユニ・チャーム等の大手ナショナルクライアントが出稿している。

日テレ 無料動画配信 広告 トヨタAQUA

出稿料は広告枠1枠ごとで、1枠は15秒単位。動画広告をスキップして番組を視聴することは出来ない仕組みになっている。
プライム帯で放送中のレギュラー番組を広告付きで無料配信するのは、初の試み。日本テレビがビデオ広告枠の一括販売を行い、GyaO!は広告在庫の補強・増強を行う役割分担。

昨今のテレビ業界は視聴率も低迷傾向で、広告出稿シェアもインターネット広告の勢いに押されている中、本取り組みは意義深い。これまでのテレビ局は、インターネットでは番組視聴を有料化・課金することでマネタイズしようとする取り組みが大半であっただけに、広告モデルが立ち上げるのかには注目が集まる。
とはいえ、テレビほどの視聴者数/インプレッション数には至らないとは容易に想像され、テレビの広告手法をそのままインターネットにもってくるだけでは、本格的なマネタイズは難しく、こういった取り組みを契機にして今後より発展的な取り組みに繋がっていくかに注目をしたい。

プレスリリース:http://blogs.yahoo.co.jp/gyao_kouhou

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