日本政府観光局発表 2014年1〜9月の訪日客が約1000万人 前年比26%増

2014.10.23

カテゴリ:新規事業

日本政府観光局が発表した2014年1〜9月の訪日外国人客数は前年同期比26%増の973万人。月間100万人越えの推移が続いており、2014年全体では1300万人に達する見込みになっている。観光庁によると2014年4〜6月の訪日外国人による国内消費額は4874億円(最高を更新)。1人あたり14万3942円と前年同期比6%増。消費税増税、物価上昇などの影響で日本人の消費行動が低調に推移する中、円安の影響も有り財布の紐が緩くなっている外国人旅客が国内消費の牽引役になっている。

東京都心の百貨店売上げが地方の百貨店よりも数字がよいことから、背景には羽田空港の国際線発着枠拡大も寄与していると思われるが、日本はいまだ他国に比べ外国人向けのインフラやサービスが不足しているとされており、2020年の東京オリンピックに向けて、ハード面もソフト面もインフラ整備が進むことで、やがては年間2,000万人を超える訪日観光客を達成し、経済活性の柱とすべきである。

「日本政府観光局が、訪日観光客2,000万人を目指す仲間を募集」より
訪日観光客推移

また、中国人観光客の寄与度が非常に高いことから政治が誤った動きで回復傾向にある中国人による訪日観光の流れを止めないよう充分に配慮が必要といえる。

リリース:http://www.jnto.go.jp/jpn/news/press_releases/pdf/20141023.pdf

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