M&A、企業買収事例
Apple、Beats社を30億ドルで買収
2014.05.28
カテゴリ:M&A、企業買収
Appleは5月28日、Beats Electronicsとその音楽ストリーミングサービスであるBeats Musicを買収すると発表。買収総額は30億ドルで、Appleにとって過去最大の大型買収となる見込み。
Beats Electronicsは、2008年にアーティストのドクター・ドレがInterscope Geffen A&M Recordsのジミー・アイヴォン氏が立ち上げた。
高音質、デザインの良さで評判のヘッドフォン「Beats Audio」
サブスクリプション制音楽ストリーミングサービスの「Beats Music」を提供。
Beats Musicのユーザー数は、非公式では約11万人との報道。
Beats Electronicsは独立した子会社として存続、Beats Musicは買収完了後もブランドを残り
iTunes Radioなどの他のAppleの音楽サービスと並行して提供していく。
ヘッドフォンなどのハードウェアも「b」ブランドで販売していく。
iTunesの独壇場となっていた音楽のダウンロード市場が低迷傾向にある中、Sportifyなどのサブスクリプション型サービスの成長を受け、そこへの布石であるとともに、今後の成長が見込まれる
ウェアラブル端末市場に向けて、知名度で先行するGoogle Glassなどのプロダクトに追いつき追い越すための「b」ブランドの活用も期待される
プレスリリース:http://www.apple.com/jp/pr/library/2014/05/28Apple-to-Acquire-Beats-Music-Beats-Electronics.html