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NTTグループ、IOWN技術で街づくり。デジタルツインが連鎖する未来の街 1/2 

 NTTグループが総力を挙げて取り組む、IOWN技術をベースとした街づくりが始まる。街を構成する人・モノ・環境のデジタルツインが連鎖する未来の街とはどんな姿をしているのだろうか。

複数のデジタルツインを連鎖させたスマートシティ

 NTTは、ICT技術を活用した街づくり事業を推進するNTTアーバンソリューションズを中心に、NTTコミュニケーションズやNTTデータ、NTT東日本/西日本、NTTドコモなどグループのリソースを結集したスマートシティ開発を開始する。目標は「これまでにない体験・価値を提供する未来の街づくり」だ。
 NTT都市開発が関与するオフィス商用ビル・街区で実証実験を進める。そのスマートシティの基盤となるプラットフォームには、NTTの新ネットワーク構想「IOWN」の技術をベースとする「街づくりDTC」を活用する計画だ。

未来の街づくりのキーワードは「連鎖型スマートシティ」

 NTTグループ各社はこれまでも様々なスマートシティ/スマートビル開発に関わってきた。ただし、その大半は分野ごとに縦割りでシステムが作られている。1つのビル内でも照明・空調制御、エレベーター運行管理、清掃・警備ロボットの運用といった単位で個別にデジタルツインが作られてきた。
 今回は複数のデジタルツインがつながり、さらに人の行動や思考・嗜好を写した「デジタルツイン」と連鎖する街づくりが始まる。街づくりDTCを開発するNTTスマートデータサイエンスセンタ 主席研究員の社家一平氏は「デジタルツインを連鎖させて、シチュエーションに応じて使えばより良い体験が作れる」と言う。

街づくりDTCが目指す未来のオフィス商業街区の1日のイメージは

 街づくりDTCが目指す未来のオフィス商業街区で働く1日をイメージしてみよう。
 出勤前に、自分や同僚・上司たちのスケジュール、行動予測に応じて温度や照度などオフィス環境が自動的に最適化される。午前の仕事を進めるうち、スケジュールはもちろん健康情報やビル内にある店舗の混み具合も加味して、バーチャルアシスタントが、快適にランチタイムを過ごせる時間・場所を提案してきた。天気が良いので、「店舗は混んでいますが、空いているベンチで食べると快適ですよ」という提案に乗ることにする。オフィスを出ると、ちょうどのタイミングでエレベーターが到着。スムーズにベンチまでたどり着くと、配達ロボットが弁当を届けてくる。
 オフィスに戻ると会議の準備がすでに整っており、席に座るなり打ち合わせがスタート。午後も集中して勤務をこなした後、退勤に合わせて配車されたタクシーで会食へ向かう。

街区全体の快適性と省エネを両立することも

 この流れの裏では、ビル設備の管理、店舗運営、テナント運営、モビリティのデジタルツインと、個人の健康状態や嗜好・行動傾向を把握するデジタルツインが連鎖している。上記は“人の体験”にフォーカスしたイメージだが、ビルや店舗のオーナーも来訪者や顧客にストレスのない快適なサービスを提供できるうえ、エネルギー消費や設備利用の最適化、フードロスの削減など様々な価値を享受できる。
 気象データやビル管理の情報とかけ合わせて需要の変化を予測し、空調や照明、パワープラントの制御を最適化できれば、街区全体の快適性と省エネを両立することもできる。

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