ホンダジェット 量産機が初披露

2014.07.29

カテゴリ:技術経営・MOT

ホンダの航空機事業子会社のホンダ エアクラフト カンパニー(HACI)は、2014年6月に初飛行に成功したHondaJet量産1号機を、米国ウィスコンシン州で開催されている「EAA エアベンチャー2014」で初披露しました。

当日は、HondaJet量産1号機の初披露を記念する式典を行ったあと、会場上空でデモ飛行を実施、観客を沸かせました。HondaJetの開発責任者であり、HACI社長の藤野 道格は、「2005年に初めてHondaJetの技術実証機の公開飛行を行ったEAA エアベンチャーの会場で今日、量産1号機を初披露し、夢を原動力にチャレンジを続けるHondaの姿勢をお見せすることができたことを大変うれしく思います」と語りました。

HondaJetの特徴として、主翼上面にエンジンを置くことで、客室スペースの確保と低騒音、高速飛行を実現しているとのことで、この点からもホンダらしいこだわりをもった技術で飛行機市場に挑戦しようとしている気合いが見て取れる。

ホンダジェット 主翼上面エンジン

日本のように人口密度が比較的高く国土の狭い国での小型ジェット機需要は不透明だが、海外では既に競合各社がしのぎを削っている出来上がった市場となっているので、後発であるホンダがいかに挑戦していくか、今後の展開が楽しみである。


プレスリリース:http://www.honda.co.jp/news/2014/c140729a.html

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