新規事業事例

魔法のRingがついに販売開始　269ドル　その機能は・・・

2014.10.09

新しいウェアラブル端末として投資家から注目を集めているRingがついに販売を開始、価格は269.99ドル。日本国内で購入者の手元に届くまでには、まだ約1カ月がかかる。
Ringは、そのコンセプトの斬新さから製品化前の投資家向けのプレゼンテーションで注目を浴び、1億円近い資金を調達したものの、出荷予定が2014年7月から8月末に延び、さらに9月末に延期。製品化が不安視されていた。

Ringのデモ動画には、人差し指でライトやテレビをつけたり、天気予報や地図を確認したり、音楽を再生したり、スマホで撮影した画像を送信するシーンが紹介されている。
※音声が出ますのでご注意ください※

斬新なコンセプト動画でスタートアップの資金を集める現代ならではの手法だが、外部から資金を集めている以上、投資家からはなるべく早いタイミングで成果が求められるのはやむを得ない。コンセプトが斬新であるがゆえに早期の実現性には疑問符がつき、本来的には息の長い開発で世界中を驚かせる製品に育って欲しいのだが、第一歩としてある程度の完成度が求められている。世間や出資者から見放されてしまうのが先か、Ringが期待通りに皆が驚く製品レベルに達するのが先か、事業主体としては緊張感のある企業運営が続くのではと予想される。

Ringサイト：http://logbar.jp/ring/ja/