新規事業事例
HTC 潜望鏡型の新アクションカメラを発表
2014.10.08
カテゴリ:新規事業
中国のスマホメーカであるHTC社は、スティック型の小型カメラ「RE」を発表。ボタン操作が不要で、手に取るだけでカメラが起動し、非常にシンプルだが機能性に富んだデザインになっている。防水機能をそなえており、「RE」のアプリをダウンロードすることでスマホとも連携、カメラ性能は16メガピクセルで撮影した写真や動画をアップしたり、編集したりできる。価格は199.99ドル(約2万円)
見た目は、潜望鏡のようなデザイン。本体のグリップセンサーにより、手に取るだけで起動する。シャッターボタンを短く押すと写真、長く押すと動画が取れる。
計上は、高さは97.7mm、直径は26.5mm、重さは66.5g。バッテリーは820mAh。32MBのメモリ、256MBのストレージを搭載し、microSDカードが利用できる。
今後はYouTubeへのリアルタイム動画ストリーミング機能が追加される予定。
Appleやサムソンなどのスマホメーカー各社が時計型のウェアラブル端末とスマホを連携させる方向で路線を同じくしている中、GoProが開拓し急成長を続けているアクションカメラとスマホを連携させる方向で、戦略的にも非常に面白い。また、デザインも非常にシンプルで使い勝手を重視しており、中国メーカー侮れぬといった内容になっている。
日本メーカーも他社の路線を後追いするだけでなく、リスクをとって世の中に対して新たな価値を提示し市場を牽引していく姿勢を強めていかないと、韓国のサムソンだけでなく中国メーカーにもその座を奪われる可能性がある。
リリース:http://www.htc.com/jp/about/newsroom/2014/2014-10-09-re-camera-release/