新規事業事例
楽天 12社・団体と提携しRポイントを開始 共通ポイントカード市場に参入
2014.10.03
カテゴリ:新規事業
楽天が百貨店やコンビニなどでも使える共通ポイント「Rポイントカード」を開始。
9,400万会員を擁する楽天が、共通ポイントで先行するTSUTAYAの「Tポイント」やロイヤリティーマーケティングの「ポンタ」に割ってはいるべくこれを追随する。
今回提携したのはネットは楽天、実店舗は大丸松坂屋百貨店(Jフロント)やサークルKサンクス、ポプラ、ミスタードーナツ、プロント、出光サービスステーション、得タクなど業種も多彩な12社・団体が加盟、全国約1万2,600店舗となる。更に提携店舗数5万店を目指し今後も提携を拡大していくとのこと。
楽天は、かつては2004年にTSUTAYAと提携、「Tポイント」と「楽天スーパーポイント」の相互交換を行っていたが、2010年に提携を解消しており、基本的には楽天グループサービス内でのポイント流通にとどめてきていた。
楽天市場では、ポイント原資を楽天市場に出店している各社が負担しており、楽天ユーザが取得したポイントを他の提携実店舗で使うとなると、スキーム次第では楽天出店各社にとってデメリットにもなることから、そのあたりに配慮された方式になっているのではと思われる。
また、Rポイントカードに少しおくれてスマホアプリサービスを開始、このアプリ上でバーコードを発行、レジに提示することでカードの代わり使うことができる。
くわえてアプリにしたことで、提携店舗のクーポンやイベント情報を通知することもでき、さらにはユーザの購買・利用履歴などを蓄積、これを加盟企業全体で共有、活用をすることで楽天を含めた提携先全体でのマーケティング強化を狙っているとのこと。
楽天プレスリリース:http://corp.rakuten.co.jp/news/press/2014/1001_01.html