「無印」と「UR都市開発」が提携 共同で古びた団地をリノベーション

2014.05.01

カテゴリ:業務提携・コラボレーション

生活雑貨店「無印良品」を展開する良品計画は、「UR都市開発機構」と共同で郊外で過疎化が進んでいる公団、団地を改修(リフォーム)サービスに参入する。

都心部を中心に中古住宅を購入しリフォームや大規模改修(リノベーション)する動きが広がっており、若い世代の需要を取り込む。「無印良品」は、生活雑貨から家具、戸建て住宅を手掛けてきたが、改修も始めることで、個人向けの住宅関連製品を一貫して提供できる体制を整える。

今回のプロジェクトでは、URは無印良品との連携のもと、WEB上でのアンケートの実施など、ユーザーとの対話をしながら3団地5つのタイプの住戸モデルとしてリノベーションを検討。

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システムキッチン(40万~50万円・施工費除く)やステンレス製キッチン(10万~40万円・同)を新たに開発。室内に合わせてサイズを変えられる引き戸や壁面収納の棚、鏡も用意した。価格は大手住設メーカーよりも割安に設定する。
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天然木を使ったフローリングやたたみなどの床材、木材を使った壁紙や水性塗料もそろえる。テーブルなどの家具もあわせて購入し、無印良品のデザインで統一したリフォームが手ごろな料金でできる。店にはインテリアアドバイザーを配置し、顧客の曖昧なイメージや希望を具体化できるように助言する。サービス全体の売上高は非公表だが、キッチンなど関連商品販売だけで3年後に10億円弱を見込む。

サービスサイト:http://www.ur-net.go.jp/publication/web-urpress32/ur-information.html

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