マーケティング事例
博報堂 22年分の生活者データを無償公開
2014.10.22
カテゴリ：マーケティング
博報堂の研究機関である博報堂生活総合研究所は、生活者意識の定点観測調査「生活定点」を無償公開。
専用のWebサイトでデータのカテゴリやグラフの形（※１）の軸で調査結果を閲覧でき、データ分析の専門家でなくてもその内容を理解することができる。またデータをダウンロードして2次利用することも可能になっており、こちらはより専門的な知識を持つ人がデータを深掘りできるようになっている。
（※１）グラフの形は、具体的には「V字回復」「全体的に下り調子」「ここ2年で最も上昇」といった経年傾向を選択すると該当するデータを見つけることができる仕様になっている。
生活定点は、博報堂生活総合研究所が1992年から隔年で実施。首都圏と阪神圏の20～69歳の男女約3200名という同じ対象者設定に対し、同じ質問を経年で続ける定点調査となっており、項目数は衣食住や消費・お金、情報、メディアなど項目数は約1500。日本語のほか、英語でのデータ利用も可能になっている。
博報堂生活総研は、今回の無償公開の意図をデータ分析が身近ではない人にも、経年で見ると非常に興味深い生活者データに触れ、自らの仕事に活かせる発見や発想のヒントを得てほしいとしている。
生活定点サイト：http://seikatsusoken.jp/teiten2014/
