シニアのスマホ所有率上昇加速。ビデオリサーチ調べ

2017.11.29

カテゴリ:統計データ

 敬老の日にちなんだ、ビデオリサーチによる「シニアとインターネット」調査の結果が9月12日に発表された。調査結果によると、東京50km圏では60代前半の3人に2人、60代後半では2人に1人、70代前半で3人に1人が所有していることがわかった。またそれに伴い、インターネットの利用のされ方も変化を見せている。2015年からの3年間、ネット利用率は各年代ともPCでの利用はほぼ横ばいであるが、スマホでの利用は大きく伸びており、スマホ所有率の上昇と共にネット利用率も上昇している。ガラケーでは、所有率とネット利用率が乖離しているのと対照的であり、スマホならではのインターフェイスが、シニアの手元での情報探索行動を促しているとの見方だ。

 また、PCとスマホでは、その使い分けがされている。スマホでの利用率が高かったのは、LINE等のメッセンジャーアプリ、天気、ニュースなどの速報的な情報であった。一方、PCでの利用率が高かったのは、旅行・ホテル情報、価格比較情報、チケット予約やネットバンキングなど、じっくり吟味したい情報や、手元では見にくい情報、決済が絡む情報などが上位にあがっている。
 現時点ではまだPCでの利用率が高い動画視聴や旅行・ホテル情報などは、じわじわとスマホでの利用も上がってきていることが確認できている。

リリース:http://www.videor.co.jp/press/2017/170912.htm

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