日本のスマホ普及率は53.5% 総務省調査より

2014.07.15

カテゴリ:統計データ

総務省発行の情報通信白書2014の中で、各国のスマホ普及率が調査されている
日本はのスマホ普及率は53.5%。他国との比較では。約9割に上る韓国やシンガポールなどより低かった。日本ではガラケーの普及が先行したせいで、スマホへの移行が送れているようにもとれる。

総務省情報通信白書 情報通信機器の個人保有状況

調査データは、日本、米国、英国、フランス、韓国、シンガポールの6カ国の各千人にアンケートを集計したもの。スマホの保有率はシンガポールが93.1%で韓国は88.7%。英国(80.0%)、フランス(71.6%)、米国(69.6%)と続き、日本は最も低かった。ガラケーでは逆転し、28.7%の日本がトップだった。

フェイスブックやツイッターなどのソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の普及率も日本は低い。日本での普及率は13年時点で37.8%。韓国(54.4%)や米国(51.7%)、英国(50.2%)などを大きく下回った。

この結果で、日本のスマホ市場はまだまだ成長市場であると解釈するか、それとも日本はガラパゴスから抜け出しきれていないととるかは微妙なところ。個人的には、日本のガラケーユーザの心理をとらえる端末やデザイン、価格設定がまだ足りてないと解釈するのが適切で、イオンやヤマダ電機が展開をはじめたMVMOを利用した格安スマホの普及が、これまで動じなかったガラケーユーザにスマホ普及を促す一歩になるのではと期待される。

総務省 情報通信白書2014: http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/index.html

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