新規事業事例
ソフトバンク インドネシアのネット通販再大手に総額1億ドル出資
2014.10.22
カテゴリ:新規事業
ソフトバンクは、子会社のSoftBank Internet and Media(SIMI)を通じて、米国のベンチャーキャピタルであるセコイア・キャピタル等と共同で、インドネシアのネット通販最大手の「PT Tokopedia(PTトコペディア)」に総額1億ドルを出資すると発表した。
PTトコペディアは、2009年に創業、その後飛躍的な成長を続け、インドネシアで最大級のECサイトを運営するに至る。今回の出資を通じて、トコペディアは、新規ユーザーの獲得、人材強化などの施策に専念、現状のビジネス基盤をさらに強化、インドネシア国内No1を目指すとのこと。
また、ソフトバンクは、今後さらにアジアNo1のインターネットカンパニーを目指すとともに、グループ内の企業群とのシナジーを創出することでさらなる事業成長をはかる。
今回の出資は諸条件を満たした上で、2014年12月中旬に完了する予定。インドネシアの人口は世界で4位。ソフトバンクは19日にも、人口1位の国であるインドでEC大手のSnapdealへの出資も決めており、成長期待の大きいアジアのネット企業の青田買いを加速している。
ただ、アジアの発展途上国は、ネット通販の成長に不可欠な物流や決済などのインフラ部分において、まだ未整備のところも多く。本格的な成長期を迎えるにはまだ時間を要することも想像されるが、そういったリスクを考慮した上での思い切った投資と考えられる。
プレスリリース:http://www.softbank.jp/corp/d/group_news/press_20141022_01.pdf