CNET調査 約4割が自社のマーケティング成果「出てない」

2014.10.24

カテゴリ:マーケティング

CNET Japanは、マーケティングを展開している担当者409人を対象にアンケート調査を実施(以下の引用元はこちら)した。
適切なスキルを持った人材がいない問題や投資対効果など悩みは多く、約4割が自社のマーケティング成果「出てない」と回答、9割以上がマーケティング活動の強化を検討しており、企業活動におけるマーケティングの重要性が増していることが認識できる結果となった。

C-Net調査 自社のマーケティング活動は成果を出していますか

「成果を出せていない」と答えた人にその原因を自由回答で尋ねたところ、「社内で情報統制されておらず、一元管理ができないためデータ活用が難しい」「限られた予算で情報公開が限定されているから十分に効果を発揮できにくい」「グループ企業としてマーケティングが縦割りとなっており相乗効果を発揮できていない」などの回答とのこと。

C-Net調査 マーケティング強化の必要性を感じていますか

「現在、マーケティング強化の必要性を感じていますか」という設問には、
「かなり感じる」(33.5%)、「感じる」(37.4%)、「ある程度感じる」(23.2%)と必要性を感じているとの回答が90%をを超えている。

C-Net調査 マーケティング強化の具体的な施策はありますか

他方「マーケティング強化の具体的な施策はありますか」という設問には、
「複数ある」(12.2%)、「ある」(18.6%)と具体的なあるとの答えが約30%。「検討中」(45.2%)、「具体的な計画はない」(19.3%)、「該当しない」(1.7%)と具体的な施策がないという回答が約70%という結果。
(以上、引用元より)

アンケートを総括すると、
多くの企業はマーケティング強化の必要性を感じ(全体の90%)つつも、具体的な施策まで至っておらず(全体の70%)といマーケティング成果も不足している(全体の40%)との認識に繋がっている模様
知的生産性が問われる時代で、どの企業も例外なくマーケティング強化の必要性が叫ばれて久しいがマーケティング活動の本質を理解しそれを実行に落とし込めている企業はまだ希少であるといえそうだ。
必要性を感じているのであれば、マーケティング関連部署の人員や予算、権限を大幅に拡大し企業としての本格的に取り組めばよいと感じるが、そういった痛みを伴う改革までに至っている企業は少ない。多くの日本企業ではマーケティングは脇役で、主役は開発や製造、商品ありきの営業力といった企業文化が根強くそのあたりが根本的に払拭されるまで、まだまだ時間や環境変化が必要なのではと感じる。

引用元:http://japan.cnet.com/marketers/news/35055135/

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