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新規事業コンサルティング「M&A」の用語について解説!

用語「M&A」について解説しています。
基本的な用語の解説はもちろん、「M&A」の意義や定義についても紹介しています。

M&Aとは

 Mergers(合併)and Acquisitions(買収)』の略語で、企業の合併買収のこと。一般的にM&Aという場合「会社もしくは経営権の取得」を意味する。M&Aの主な手法としては株式譲渡、事業譲渡、合併、会社分割がある。
 M&Aの広義の意味として、企業の合併・買収だけでなく、提携までを含める場合もある。

M&Aの活用方法・事例

 適切な企業間のM&Aは、譲渡企業・譲受企業の各関係者に大きなメリットをもたらします。
 「後継者問題の解決」や「業界再編に備えた経営基盤の強化」、「事業領域の拡大」など経営者の課題解決の実現にM&Aは有効な手段と言えます。
 経営資源を注力事業に集めるために子会社を売却した事例として、武田薬品工業が連結子会社の武田コンシューマーヘルスケアの全株式を売却した事例があります。武田コンシューマーヘルスケアは、ビタミンB1製剤である「アリナミン」や風邪薬「ベンザブロック」などを製造しています。収益性の高い医療機関向けの事業に資源を集中させるため、相乗効果が薄い事業の売却を進めています。
 また、事業領域の拡大の事例としては、ゴーゴーカレーグループの事例があります。ゴーゴーカレーグループは国内外での店舗拡大や販路拡大、事業譲受によるブランド拡大を精力的に行なっていますが 公募企画をきっかけに「本場インド料理店サムラート」の工場を買収しました。サムラートは約40年の歴史を持ち、国内7店舗を展開しています。この工場はイスラム法で許された“ハラール料理”を作ることができ、世界展開への構想が一気に広がった事例になります。