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新規事業コンサルティング「PDCA」の用語について解説!

用語「PDCA」について解説しています。
基本的な用語の解説はもちろん、「PDCA」の意義や定義についても紹介しています。

PDCAとは

 Plan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Action(改善)の頭文字を取ったもので、それらを繰り返し行うことで、継続的な業務の改善を促す技法。メリットとして、目的やアクションが明確になる、組織的な実践がしやすくなるといったことが挙げられる。

PDCAの活用方法・事例

 PDCAは、研究開発や商品改善、事業やサービスの立ち上げやマーケティング活動といった様々な場面で採用できる問題解決の手法です。PDCAは適切な運用により、目指す目標やその実現に向けた課題が明確になるため、組織活動の効率化や生産性の向上につながります。
 PDCAをうまく活用している事例として、トヨタ自動車株式会社がよく名を挙げられています。トヨタは、1980年代に米国へ進出しましたが、競合他社に比べて遅かったため、ブランディングに苦戦します。日米自動車摩擦が深刻な時期でもありました。そこで、市場競争力を強化するために、PDCAを導入します。
 トヨタでは、全従業員を対象にして、マネジメントの基本に「トヨタ生産方式」と呼ばれるPDCAを活用します。注文を受けた車は、最短時間で効率的に造り、顧客に早く届けることを目標に、繰り返し業務改善を行います。PDCAにより、全員が改善・提案を行い、問題点などに素早く対応して、生産性や品質を高めました。また、24時間365日対応のカスタマーサポートなど、きめ細かいサービスを徹底したことで、顧客満足度が高まりました。